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縦の系列弁証法、横の連関弁証法

この語は、姜 尚輝著「ヘーゲル大論理学精解」、上巻、P58(ミネルヴァ書房1994)に出てきます。“一般にヘーゲルの弁証法は、縦の系列弁証法であり、横の連関弁証法ではないといわれるが、、、”。 止揚の際のモメントのとり方に関係しているらしいのですが、弁証法をよく知らない私にとっては、話が錯綜していてつかみかねております。またその記述から、ほかにも関連文献がありそうですが、簡単な検索では出てきません。そこでお教え願いたいのが、1)縦と横の違いのキーポイントと、2)関連文献、です。よろしくお願いいたします。

投稿日時 - 2004-08-08 16:54:28

QNo.955090

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回答(1)

ANo.1

一般に連関(横)の弁証法は
「事物はすべて互いの連関によって発展・生成し、動い
ている」という立場です。本来弁証法はこういうスタンス
を持っています。
系列の弁証法(縦)と言った場合は、「事物は矛盾を以
て運動し、その矛盾から展開する変化を系列的に立てれば、体系化することができる」…という意味が強調されるのではないでしょうか。

どちらも万物の変化と流転と関連に着目している意味で
は同じですが、そのアウフレーベンにおいて、
ヘーゲルは「理念が絶対者(=神)まで開花し、終結する」とした点で、系列が強いかもしれません。
それに対し、連関弁証法の方法論は、弁証論的唯物
論へと繋がる中、「世界は発展し、なおも次の発展へ
繋がり終わらない」という歴史的な意味でのアウフレー
ベンとなります。
ここがおそらく大きく違うのではないかと思います。

ただこれは記述があるよう簡略化された一般論で、ヘー
ゲル哲学の弁証法は独特で、今でもその内容の見解は一
致していません。うーん、難しいです。

なお弁証論に関しては、ヘーゲルのみではよく分からな
いので、マルクス・エンゲルスの弁証法と合わせて総論
的に見たほうが、「大論理学」も分かりやすいかと思い
ます。
ヘーゲルの著作に関しては定番中の定番、中央公論社、
世界の名著35巻、「ヘーゲル」が、付録も含めて読みや
すいですし、「法の哲学」も収録されていますよ。

投稿日時 - 2004-08-10 01:15:05

お礼

「止揚」とそれを駆動する「モーメント(契機)」という語そのものが、矛盾・否定を縦に積み重ねるヘーゲルの弁証論理に固有なものなのですね。ご回答に接し、少し調べてみましたが、相関関係の弁証法、参与の弁証法など、肯定を積み重ねるいろいろな弁証法もあるのですね。
彼の論理学に囚われ過ぎていたことに気づかされました。ほんとうに有難うございました。

投稿日時 - 2004-08-10 14:29:44

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