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解決済みの質問

ドイツ語の倒置した際の文肢配列について

OKWAVEにはドイツ語にとても精通してらっしゃる方がいると
Yahoo知恵袋で聞いたので飛んできました。

ドイツ語での、倒置をした際の、文肢配列についての質問です

下記の文を正置法だとした場合、
Der Brief ist gestern Abend geschrieben worden.
受動態であっても、動詞群を倒置することができると文法書でみかけました
Geschrieben worden ist der Brief gestern Abend.
(昨晩、書かれたのは手紙です。)

上記の法則を踏まえた質問なのですが、
仮にどれほど話法の助動詞が文内に増えていたとしても、定型第2位の法則を守っていれば、下のふたつの例のように倒置をすることもドイツ語では可能なのでしょうか

【1】
正置 Ich habe gersten den ganzen Tag arbeiten müssen.
倒置 Arbeiten müssen habe ich gestern den ganzen Tag.
(働かなければならなかったんです。昨日は一日中。)
【2】
正置
Er muss an der ganzen letzte Wochenende die Party gemacht haben.
倒置
Gemacht haben muss er an der ganzen letzte Wochenende die Party!
(あいつはパーティーしたにちがいない、先週末ずっと!)

よろしくお願いいたします。

投稿日時 - 2016-10-15 18:07:25

QNo.9243057

困ってます

質問者が選んだベストアンサー

ちょっとタイミングが悪かったです。私はこれから仕事が少し忙しくなるので、そろそろ回答を減らそうと思っていたところです。

とりあえず今答えられる範囲でですが、定型正置文において定動詞が2番目に置かれる、というとき、それは単語の数で2番目ということではありません。ドイツの文法書には、定動詞の前に置ける語の数は理論的に限度があるわけではないとあります。ただ、聞き手や読者が短時間で記憶できる要領には限界があるということで、文の理解や文構造の把握のために、語数に制限が出るだけだということです。ただし、統語的には厳密な制限があり、それ全体で1文成分を越えてはいけないと説明されています。

Geschrieben worden ist der Brief gestern Abend.

という文の場合、Geschrieben wordenは切り離せないので、一緒に前に出します。「動詞群を倒置することができる」という説明だと誤解を招くかもしれません。述語と関係する目的語や副詞句も、たいてい述部とともに定動詞の前に出すので、以下のような文が可能になります。

Alles aufgeräumt haben werden wir erst morgen.
Über seine Herkunft gelogen hatte auch der zweite Verdächtige.

geschrieben wordenやaufgeräumt habenは、それぞれひとまとまりで受動や完了を表しますが、arbeiten müssenはそういうまとまりにはなりません。habeまで含めて初めて完了になります。これは、動詞をいろいろ変えてネットで検索してもわかりますが、話法の助動詞を現在完了にした文で、不定詞と話法の助動詞を定動詞の前に出している文はありません。ですので、

Arbeiten müssen habe ich gestern den ganzen Tag.

という言い方はないはずです。

Arbeiten musste ich gestern den ganzen Tag.

と過去形にするしかありません。

Gemacht haben muss er an der ganzen letzte Wochenende die Party!

この文ですが、Wochenendeは中性名詞なので、an derではなくamです。ただし、「先週末ずっと」ということならanは使わず、das ganze letzte Wochenendeと4格で副詞とします。また、「先週末ずっと」なら、Partyは複数の方がよく、特定のパーティーではないので定冠詞は不要です。これらを考慮して文法的に組み立てると、

Partys gemacht haben muss er das ganze letzte Wochenende!

となりますが、非常に違和感のある文です。純粋に文法的には成り立っているとしても、ネイティヴ・スピーカーなら、上のような文は会話では言わないと思います。何のためにPartys gemacht habenを前に出さなければならないかがわかりません。日本語訳を拝見していると、どうも文の冒頭に出した語が強調されると単純に考えているようですが、これはちょっと考えすぎでしょう。たぶん、最初の方の文もそういうつもりでarbeitenを前に出したのだろうと思いますが、話すときにどの語にアクセントを置くかでも違いますし、会話の前の文の内容によってどう受けるかということでも語順は変わってきます。そもそもドイツ語文では、文末の語にも重さがあるので、ごく普通の文でarbeitenやPartysを最後に持っていっても大して変わりません。もちろん、直前に「昨日はどうしてた?」とか「彼は週末どこで何をしていたんだ?」という質問があったのなら、arbeitenやPartysを冒頭に言うこともあるとは思いますが、それにしても、Partys gemacht haben muss er das ganze letzte Wochenende! は日常会話的な文ではありませんね。

Sicher hat er das ganze letzte Wochenende Partys gefeiert!

くらいではないでしょうか。「パーティーをする」という表現も、「する」と聞けばついmachenで済ませてしまいがちですが、やはり適切な動詞があります。eine Party geben/abhalten/feiern/genießen などを使ってみてください。

知恵袋は、不真面目な回答や回答者同士の中傷があるので私は基本的に見ませんが、そこそこの回答はつくのではないでしょうか。過去の質問を拝見しましたが、未解決のものは二つだけのようです。

fallen lassenを含む文がありましたが、使役の動詞lassenは受動態にはできないでしょう。

irgendwerとjemandの違いですが、irgendwerは、誰だか知らない人を指し、jemandは、知っているか知らないかは問題とせずに、漠然と「誰か」を指します。

なお、私に関する文で、Der würde ohne Zweifel mir helfen, denke ich!というのはよくありません。指示代名詞derをこのように使うと、「あいつ」というニュアンスになる場合があります。単純にerで結構です。ohne Zweifelはmirのあとに来ます。また、日本語ではよく「~と思う」という言い方をするので、日本人はついich glaubeとかich denkeを連発する傾向がありますが、接続法第II式のwürdeにそういうニュアンスが含まれるので、denke ichは無くてもよいです。

投稿日時 - 2016-10-16 00:47:11

お礼

詳細かつ分かりやすいご回答をありがとうございます。
また、その他の質問にも隈なく目を通していただいたようで、併せて感謝します。

『たとえ文法理論上は正であっても、実際のネイティブは言わない』という線引きが独学では分からず、また身の周りにTastenkastenさんほどに、ドイツ語に造詣が深い方もおりませんでしたので(ネット上含め)、非常に助かりました。

仕方のないことではありますが、今後はご回答が難しくなるとのこと、非常に残念です。

もしも今後機会があえば、ぜひまたTastenkastenさんにご教示願いたいです。
ご回答本当にありがとうございました。

投稿日時 - 2016-10-17 19:06:18

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