【青色申告】貸借対照表を年度の途中からつけたい
個人事業主2年目です。税理士にはついてもらっていません。
初年度の確定申告にいったところ、税務署から「貸借対照表をしっかりつければ、より多くの控除を受けられるよ」とアドバイスをいただきました。
ただ、貸借対照表を意識していなかったので、
・年度頭にどのくらいの資産を持っていたのか
・昨年度からいくら繰り越せたのか
・事業用の現金はどのくらい手元に持っていたのか
などがあいまいになって困っています。
年度の途中の場合、貸借対照表をどうやってつければ良いのでしょうか?
投稿日時 - 2015-03-19 14:09:53
貸借対照表を記載するだけでなく、複式の簿記で帳簿を作ることになります。
おそらく、なにかしらの「会計ソフト」を使うことになるのでしょう。
途中からではなく、やはり最初からつけることになります。
まずは、期首の残高を設定します(期首残高を入力できるはずです)。
現金 :とりあえず、100万円としておきましょうか。
預金 :事業に使っている通帳の12月末の残高を入れましょう。
売掛金:平成26年末の売掛金があれば、入れてください。
減価償却資産:平成26年分の決算書から、未償却残高を入れましょう。
その他 :業務用の資産で思いあたるものがあれば、入れてください。
負債科目:買掛金、借入金など、業務用の負債の残高を入れてください。
資産も負債も、はっきり分かる科目から、つぶしていってしまうのがコツです。
最後に、借方と貸方の差額を「元入金」に入れてください。
これで、スタート時の貸借対照表は、おおむねOKです。
次に、今期の取引、お金の動きなどを全部入力してください。
これは、今年の領収書や通帳から入力できますね。
例えば、これを3月末までやってみてください。
そして、3月末の時点で元帳の現金を確認してみてください。
残高が実際よりも多ければ、期首の現金残高と元入金を減らします。
途中で、現金残高がマイナスになれば、あなたが個人的に立て替えたお金が「事業主借」として入るはずです。
こんな具合に調整していけば、現在までの帳簿はだいたいできます。
で、現金残高が合えば、今後は、丁寧に記帳していくだけです。
元帳上の残高が、ある程度の金額になっていれば、多少の差額は、手持ち現金を合わせても、結果は同じかな。
投稿日時 - 2015-03-19 17:10:44
ありがとうございます!!ご丁寧かつ実践的な方法をご案内いただき、とっても参考になります!
投稿日時 - 2015-03-19 19:05:55
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