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解決済みの質問

ミサイル迎撃は、どの時点で決断するのか?

このサイトで「人工衛星だったとしてもPAC3で打ち落とすのか?」という質問をしましたところ、日本の領土の上空を通過するだけならば、迎撃しない、という答えをもらいました。

しかし何らかの失敗によって予告の軌道を外れて、万一領土内に落下して日本人に危害が及びそうな場合は、打ち落とす、と自衛隊が言っているようです。

このシチュエーションを想像してみると、なかなか大変なことだと思われます。

北朝鮮の予告どおりの軌道を飛んでいる間は、何もしないが、予告の軌道をはずれ、しかもそれが日本領土に落下しそうになったら、その瞬間を捕まえて迎撃する、と言うことのようですが、その瞬間には、ミサイルはどのあたりを飛んでいると考えられているでしょうか?

それはおそらく領土の真上に近いところまで来たところで、ようやく解る事なのでは無いかと私は想像していますが、如何でしょうか?

もし私の想像が正しいとすれば、領土の真上で迎撃を決断するのでは、落下までの時間が短すぎて、命中するとは思えませんし、もし命中しても、その残骸が領土内に落下するでしょうから、被害は拡大してしまうのではないでしょうか?

ミサイル迎撃を決断するのは、ミサイルがどのあたりを飛んでいる時なのか?ご存知の方はいませんか?

そしてそれを誰が決断するのでしょうか?

投稿日時 - 2012-04-11 23:38:08

QNo.7416282

すぐに回答ほしいです

質問者が選んだベストアンサー

A No.3 HALTWO です。

まだ回答を締め切っていらっしゃらなかったので補足、御礼に回答します・・・気が付かなかったので、先に最新の質問に回答してしまいましたが(汗)

先ず、御礼の方・・・

>ご指摘の図によれば、宮古島北方ではなくて、フィリピン沖となっています。

図は切り離されて落下する 2 段目 Booster の落下軌道も描かれていますので、2 段目 Booster 切り離されるのは円弧で描かれた部分の頂点付近、上海の東海上辺りですね。

>これを聞いて私はこれはアメリカの情報の横流しだ、と思いました。

まあ、そう通りです(笑)。・・・なにしろ日本は大陸間弾道弾発射早期警戒監視衛星など持っていませんので(汗)・・・。

今回の Rocket を確認できたのは US の早期警戒衛星だけでしょうし、この衛星は打ち上げられる Rocket を可視映像で監視しているのではなく、零下 40 度といった成層圏を背景にして長く尾を引く Rocket 排気熱の赤外線映像を監視するものですので、その排気熱の帯が途切れて先端部が強く光っていると同時に幾つかに分岐してねじれた輝線が生じている高度が 40 万 feet であったということなのでしょうね。

>撃墜を決断するのは誰か?という質問は、アメリカ軍ではないか?と思ったからでしたが・・・

早期警戒衛星の画像だけでは撃墜すべきか否かの判断はできません。

早期警戒衛星は宇宙空間にありますので先に紹介した「円弧を描く軌道図」のように非常に About な軌跡情報しか得られません。

撃墜をするかしないかを決定するのは 1000km 以上先の Rocket を動きを正確且つ Reamtime で追跡する Radar と精密な予想進路を計算できる Computer を備えた Aegis 艦の早期警戒火器管制 System です。

この System は日米の艦同士で Realtime で情報が Link されていますので、先行する US の Aegis 艦が捉えた情報を後方の日本の Aegis 艦も Real Time で得ることができます。

US が撃墜を決定するのは名目上は沖縄の米軍基地を守るためですが、さすがに嘉手納基地に堕ちるのか宮古島に堕ちるのかを判別する余裕も精度もないでしょうから沖縄付近に落下してくると判断した時点で撃墜命令がくだされた筈です。

日本の Aegis 艦も同様の命令を防衛相から受けていますので、日米どちらの Aegis 艦が最終決定を下すまでもなく、ほぼ同時に日米両艦隊から SM3 Missile が撃ち上げられていただろうと思います。

>「その中間のどこのあたりで正規の軌道からそれたと解った時に撃墜を決断するのか?」というのが私の質問でした。

はい、その通りです。

正常に飛行した場合は上海沖の 2 段目 Booster 切り離し時点辺りからが決断時刻だったでしょうね。

>日本上空の少し手前で、軌道をはずれた時だけ、撃墜するというのは、ちょっと難しすぎる、条件だと思ったのです。

先述したように上海東方で 2 段目 Booster が切り離された時点で 2 段目 Booster の落下 Course を演算できますので、3 段目よりも上が正常に飛行して沖縄を通り過ぎて行っても、切り離された 2 段目 Booster に照準を合わせていた筈です。

ちなみに 3 段目に燃焼が移行する高度は既に宇宙圏ですので 3 段目を狙うことはないでしょう。

落ちてくる 2 段目 Booster が燃え尽きずにいつまでも Radar に移り続けて沖縄方向に向かって落ちてくるような場合や、2 段目切り離し以前に上昇加速度に明らかな異常が見られて充分な高度が取れていないようであれば SM3 で撃ち落としていたでしょうが・・・。

SM3 は目標に激突する最後の瞬間まで俊敏な動きで進路を変更しながら目標に突入する Missile ですので、2 段目 Booster が Balance を失ってクルクル回るような不規則な軌道で落下してきても予測進路に向かって精密誘導されるようになっています。

実際、SM2 に比べて遥かに俊敏な動きで追従できるよう SM3 では日米共同で特殊な Kinetic 弾頭を開発しました。

http://www.youtube.com/watch?v=GGvlNufdeL8

映像は 2006 年末に防衛省技術本部土浦試験場で行われたもののようで、現在の弾頭部は 2009 年の北朝鮮 Missile 発射事件を受けて更に改良が加えられており、既に三菱重工が開発した次世代弾頭 (Block II) は低高度を高速で飛来することから撃墜が困難な中距離弾道弾の迎撃能力も加味されたものになっています。・・・ただし Block II の配備はまだ行われておらず 2014 年に System 全体の試験が日米共同で行われた後、2018 年から配備されるようです。

このため SM3 を持っているのは世界でも日本と US だけと言った私の回答の根拠もここにあります。

勿論、予測不能なほどに不規則な動きを呈する超高速の落下物を撃ち抜くのは至難の業でしょうが、撃ち落とすとなれば日米の Aegis 艦隊から 10 発近い SM3 が打ち上げられていたでしょうから 1 発だけ打ち上げる訓練とは違って当てる確率はそう低くはならないだろうと思いますよ。

上海沖で分離した 2 段目 Booster が落下してくる時は大気との摩擦によって減速していますので、高度 200km ほどまで到達できる SM3 で撃墜可能時間は数分間あるだろうと思います。・・・PAC3 は 15km しか上がりませんので余裕は 1~2 秒でしょうが(汗)。

なんにせよ、山 (朝鮮半島) 向こうで爆発して群山沖 200km 付近に堕ちてくれて良かったです。

ちなみに韓国の Aegis 艦である世宗大王は内海 (黄海) に展開していたので上昇していく銀河 3 号を Radar で捉え、黄海に墜落するまでその軌跡を探知追跡できていたようですね。

韓国と日本の Aegis 艦は Datalink していませんのでその情報は海自には伝えられなかったでしょうが、US 艦とは Link しているでしょうから世宗大王と Datalink をつないでいた US 艦は Realtime で情報を得ていただろうと思いますし、間に US 国防省が入ることから Time Lag は生じるものの 07:40 から 08:00 頃までの首相官邸も US 国防省から情報を得ていただろうと思いますよ・・・08:20 には官房長官 (防衛相?) の発表原稿が出来上がっていたのもそうした理由によるものでしょうね。

投稿日時 - 2012-04-13 20:50:52

お礼

親切、丁寧な説明をありがとうございます。
この質問を始めたときには知らなかったことを沢山教えていただいて、感謝しています。

私は当初は、日本の自衛隊が発射を確認して、その確認から迎撃準備に入るものだと思っていましたので、発射を確認できなかった、ということは迎撃が出来ないということだと書いたものです。
しかし発射確認はアメリカの衛星しかできないことであり、日本側が確認できなかったことは、驚くようなことではない、ということを学びました。

そういう教えてもらったことを参考にしても、結局私が発射当初に思った、「これでは迎撃できるはずが無い」という気持ちを変えるだけの説得力の説明はありませんでした。

私の当初の感想は、政府が発射30分経った後にもかかわらず、「確認出来ていない」と発表した事実から出ています。
私の感想は、「確認できなかった」ということを根拠としているのではなくて、政府が「確認出来ていない」と発表した事実にあります。

だから知らなかったことを教えてもらったことによって、その感想を変えるようなことではないのでした。

さてその考えに対して、その失態は政府の問題であって、自衛隊はおそらく正常に機能したと思われるから、今回の「確認出来ていない」という政府の間違った発表は何の問題も無い、という強引な説明が付け加わりました。
自衛隊はアメリカから直接情報を受け取っているに違いないから(これは回答者の想像にすぎません)、事前に渡されている破壊措置命令書が有効に機能して、自動的に撃墜したに違いない(これも回答者の塑像にすぎません)、という強引な説明を受けました。
これは何重もの想像から導かれた想像の産物に過ぎない、と私は感じました。

しかし何よりも、政府が確認出来ていない、と迎撃の必要性を認めていないにもかかわらず、自衛隊の独断で、迎撃ミサイルを発射するという、軍部独走に何の問題も感じていない、回答者たちの問題意識の欠如に驚いてしまいました。

回答者の多くが、迎撃の技術的可能性に、最断言の信頼を置いて説明するばかりで、防衛発動の危険性の認識が一切無い状態に、戦前の軍部暴走の歴史を思い出しております

いずれにしましても、教えていただいた、その努力に感謝していることには変わりありません。(このお礼文章は、第三の質問にも記載しますので、あしからず。)

投稿日時 - 2012-04-17 20:25:02

ANo.7

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回答(7)

ANo.6

大変申し訳ありませんでした!決断する前に堕ちました。北の面子も堕ちました。えらいすんまへん。

投稿日時 - 2012-04-13 09:57:21

お礼

私の予想通りでした。

投稿日時 - 2012-04-13 10:47:10

真上では遅すぎる。その前に飛翔体の軌道を解析します。
国内領土に落下するおそれが出たとき。
切り離した一部が国内領土に落下するおそれが出たとき。
撃墜命令がでます。

当たるかどうか難しい事ですが、何もしない訳にはいかないので。
少しでも小さくして落とす方が、危険は少なくなる。

投稿日時 - 2012-04-12 20:12:13

お礼

>切り離した一部が国内領土に落下するおそれが出たとき。
>撃墜命令がでます。

恐れが出てから、命令を出すまでの時間がみじかすぎるのではないか?と思ったものです。
コンピューターシステムで、自動的に迎撃を発動すると言は別の意味で大問題だ、と思ったものです。

ありがとうございました。

投稿日時 - 2012-04-17 20:32:15

ANo.4

>このサイトで「人工衛星だったとしてもPAC3で打ち落とすのか?」という質問をしましたところ、日本の領土の上空を通過するだけならば、迎撃しない、という答えをもらいました。

技術的な問題はさておき、日本国政府の迎撃基準は不明瞭なのが現実でしょう
もっとも前回の事例を踏まえて、領内(領土という言葉では、陸地及びその垂直方向だけに解釈されうる)であれば全て迎撃する準備などはある・・とは思いますが、技術的課題と政治課題・法的課題は別物ですから、なんとも言えないでしょう

>このシチュエーションを想像してみると、なかなか大変なことだと思われます。
北朝鮮の予告どおりの軌道を飛んでいる間は、何もしないが、予告の軌道をはずれ、しかもそれが日本領土に落下しそうになったら、その瞬間を捕まえて迎撃する、と言うことのようですが、その瞬間には、ミサイルはどのあたりを飛んでいると考えられているでしょうか?

まぁ、発射から常に人工衛星なりで追尾することになりますので、ある程度の精度でほぼリアルタイムで監視することは不可能ではないようです
なお、日本の衛星のみならず、アメリカも情報提供しているはずです・・はず、に過ぎませんが・・・


>それはおそらく領土の真上に近いところまで来たところで、ようやく解る事なのでは無いかと私は想像していますが、如何でしょうか?
もし私の想像が正しいとすれば、領土の真上で迎撃を決断するのでは、落下までの時間が短すぎて、命中するとは思えませんし、もし命中しても、その残骸が領土内に落下するでしょうから、被害は拡大してしまうのではないでしょうか?

 時間的猶予は上記したような監視衛星などによってある程度は追尾可能らしいです
ただ、衛星の種類の問題もあるようですが・・・

>ミサイル迎撃を決断するのは、ミサイルがどのあたりを飛んでいる時なのか?ご存知の方はいませんか?

迎撃機能をもった兵器次第です。
なお、日本領内に落下しえるミサイルであれば、PAC3ではなく、SAM3になりましょう
というのは、PAC3の対応しえる飛距離・高度などの問題があります
しきりにPAC3が取り上げられるのは、長距離射程の弾道ミサイルを想定したものであって、今回はPAC3が活躍する可能性は低いとは思われます

>そしてそれを誰が決断するのでしょうか?

意思決定過程については情報公開されていないようですが
現場指揮官レベルが判断するにも、政治的判断の部分が多いことから、迎撃基準などは既定路線とは別次元に存在している可能性が高いでしょう

あくまでも技術的問題の話は小生も詳しくないので、あしからず

投稿日時 - 2012-04-12 19:07:09

お礼

ありがとうございました。
今回のお答えは、ちょっとピントがずれていたように思います。

どのあたりで、日本に危ない軌道を通っていると判断するのか?という質問でした。

要するに、意図があるものを撃墜するのは可能かもしれないが、意図しないミスには対応できないだろうと言うことを距離によって理解しようとしたものでした。

でも参考になりました、ありがとうございました。

投稿日時 - 2012-04-13 12:19:24

ANo.3

A No.2 HALTWO です。

回答をちょっと修正(汗)。

http://38north.org/2012/04/tongchang041012/

に銀河 3 号の発射軌道を 3D Modeling 化した図が発表されています。

これによれば 2 段目の燃焼が終了して 3 段目に点火される空域は宮古島の北方、中国大陸東側をかすめる辺りですね。

2 段目の燃焼時間は数分間ありますので、日本の Aegis 艦は 2 段目の燃焼開始から 3 段目の点火まで余裕で観測を行えます。

また 2 段目の燃焼終了までじっくりと観測して、切り離される筈の 2 段目が事故を起こして宮古島や沖縄に墜落しないかどうかまでの進路計算も行えそうですね。

2 段目 Booster ではなく、3 段目以降に問題が生じても大気圏再突入の衝撃でバラバラになるでしょうから、注視すべきは 2 段目の動向です。

黄海から東シナ海にかけては日米韓合わせて 10 隻ほどの Aegis 艦がいる筈ですし、SM3 搭載艦も数隻はいる筈ですから、撃ち落とすとなれば 10 発近い SM3 が打ち上げられるのではないでしょうか。
韓国は 1 段目上昇中に事故が確認出来れば PAC2 での撃墜が可能かも知れません。

投稿日時 - 2012-04-12 01:39:01

補足

お礼を書いてからの質問で、順序が逆になってしまいましたが、すごく詳しい方なので、事後検証になってしましましたが、教えていただけたら、とお願いいたします。

ミサイル本体の問題だけを考えます。(部品落下を別問題とします。)

順調に日本上空を飛び越えれば撃墜しない、今回のようにずいぶん手前で墜落したものは、もちろん撃墜とは関係ない。

そうすると「その中間のどこのあたりで正規の軌道からそれたと解った時に撃墜を決断するのか?」というのが私の質問でした。
例えば日本の真上で軌道が狂ったとしても、それは通り過ぎるのですから、日本に迷惑を及ぼす可能性は無く、撃墜する必要はないでしょう。

日本上空の少し手前で、軌道をはずれた時だけ、撃墜するというのは、ちょっと難しすぎる、条件だと思ったのです。

事前に定められた目標に向かって飛んでいるミサイルを撃墜する技術はあるようですが、ミスを発見して、それを撃墜するのは、ぜんぜん別問題だ、というのが私の質問でした。

ーーーーーーーーーーー
事後検証

政府発表を見ていたら、40万フィートのところで分解した、と言っていました。

これを聞いて私はこれはアメリカの情報の横流しだ、と思いました。

情報源が日本なら、当然メートルで発表する、と考えましたが、いかがでしょうか?

撃墜を決断するのは誰か?という質問は、アメリカ軍ではないか?と思ったからでしたが、そういうことを想像した人は居ませんでした。

私は撃墜をもし実行するとしたら、それはアメリカ軍に依頼してあって、自衛隊自身でやる気は無かったのではないか?と想像しましたが、如何でしょうか?

ーーーーー
下のお礼の欄で書いたことのお答えも期待しています。

投稿日時 - 2012-04-13 12:13:41

お礼

事後検証になってしまいましたが、次のお考えは間違いではないでしょうか?


>これによれば 2 段目の燃焼が終了して 3 段目に点火される空域は宮古島の北方、中国大陸東側をかすめる辺りですね。

ご指摘の図によれば、宮古島北方ではなくて、フィリピン沖となっています。

とすると全体に、状況判断が間違いと言うことになりませんか?

投稿日時 - 2012-04-13 11:32:05

ANo.2

http://allthingsnuclear.org/post/20309447404/north-koreas-launch-threading-the-needle

英語 Page ですが、上記 URL Page の図を御覧ください。

先ず、朝鮮半島西側の黄海で銀河 3 号の 1 段目が切り離されて 2 段目の Booster に点火されます。

1 段目が切り離されるまでの上昇過程は韓国の Aegis 艦「世宗大王」によって監視されています・・・ただし、迎撃 Missile の射程から推測するに、撃墜する能力はないだろうと思います。

2 段目の上昇過程は日米韓の各 Aegis 艦で追跡されます。・・・きちんと調べてはいないのですが 10 隻ほどが出張っている筈です。

ちなみに日本の Aegis 艦は 2009 年の北朝鮮 Missile 発射事件 (日本上空を通過した事件) で、艦から 1,100km 先まで Missile を観測していますので、2 段目が上昇している過程から既に観測を開始している筈で、2 段目の Rocket 燃料が尽きるまでの数分間の間に進路計算も終了している筈です。

この時、銀河 3 号の進路に異常がみられなければ迎撃は行いません・・・燃焼し終えた 2 段目は上記 URL 図のように Phlippines 東方に落下します。

宮古島や沖縄に危険が及ぶ可能性が生じるのは 2 段目の燃焼が始まって 1~2 分といったところでしょう。

1 段目の段階で進路がずれた場合は 2 段目に点火される前に Balance を失って飛翔姿勢が崩れ、空気抵抗によって薄い Body が壊れて空中爆発する筈です・・・Rocket の Body は徹底した軽量化のために非常に薄くて脆く、進行方向にしか強度を持っていません。

2 段目が順調に推進していれば宮古島上空 50~100km 以上を通過する筈ですので撃墜する必要はありませんが、2 段目の進路に異常が見られた場合には直ちに Aegis 艦の SM3 ABM (対弾道弾迎撃 Missile) の Hatch を開いていつでも発射できるようにするでしょう。

この段階で SM3 を発射するか否かは判りませんが、決断する余裕は 1 分あるかないかでしょうね。・・・日本は既に防衛相が迎撃命令を発令していますので SM3 発射の決定権は Aegis 艦の艦長に委ねられているだろうと思います。

情報は少なくとも日米の Aegis 艦同士では NTDS (Naval Tactical Datakink System) と呼ばれる Real Time Datalink System などで共有していますので日本の Aegis 艦が Radar に異常をきたしても US の Aegis 艦が Backup できるようになっている筈です。

また、US の Aegis 艦も沖縄米軍基地を守る義務があるでしょうから、日本の Aegis 艦が SM3 を発射するよりも先に SM3 を発射するかも知れませんね。

Aegis 艦が銀河 3 号の進路に異常があると判断した結果は直ちに PAC3 部隊に送信されて PAC3 部隊もその方向に向けていつでも PAC3 Missile を発射できるようにする筈ですが、PAC3 Missile は高度 15km 以下、斜め射程 20km 余の Missile である一方で、事故を起こした銀河 3 は秒速 5km 近い速度で落下してきますので、迎撃するとなったら 1 回で撃てるだけの PAC3 Missile を全弾同時に打ち上げないことには 2 度目はありません。・・・銀河 3 を PAC3 Missile が撃墜できる時間的余裕は 1 秒ぐらいです。

一方 SM3 ならば銀河 3 号が射程内を通過するのに数分かかることから 2 段目の燃焼に異常があると判断してから直ちに発射すれば 1 射目を外しても 2 射目の発射も可能でしょう。・・・さすがに 2 射目も外れたことを確認して 3 射目を打ち上げる時間はないでしょうが、Aegis 艦は 1 度に 3 基の SM3 を同時誘導できますので 1 発で当てようとはせずに連続発射すれば 3 発前後の SM3 で迎撃が可能な筈です。

日本の新聞が PAC3 のことばかり書き立てることからか、この Site でも PAC3 で迎撃するのか? 迎撃できるのか? という質問が目に付くのですが、迎撃するのは PAC3 ではなく SM3 であり、PAC3 は SM3 が事故を起こした銀河 3 号の迎撃に失敗するか見逃したかの場合にのみ用いられるものでしかなく、上記のように迎撃期待値は SM3 に比べて格段に低いものでしかありません。

PAC3 は弾頭部こそ対弾道弾迎撃用の弾頭になっているものの Rocket Booster そのものは韓国や沖縄米軍が対航空機用に配備している PAC2 と殆ど同じものですので (斜め射程は PAC2 の方が 70km と優秀) 日本の新聞が書き立てるほど期待できるものではないだろうと思います。

このため、事故を起こした銀河 3 号を撃ち落とす Missile は SM3 しかないと思うのですが、仮に SM3 での迎撃を見送るか、迎撃に失敗して、事故を起こした銀河 3 号が宮古島に落下するようなことになれば、更には宮古島の人々に死傷者が出るようなことにでもなれば大変なことになりますので、2 段目に点火された時点で進路に異常が見られた場合には躊躇することなく SM3 の連続発射を行うべきだろうと思います・・・進路に異常が見られなければ、勿論、迎撃する必要はありません。

なお、銀河 3 号は 3 段式の Rocket で、3 段目に点火されるのは宮古島を通り過ぎた上空 100km ぐらいの空域ですので 2 段目さえ正常に燃焼しているのであれば 3 段目がどうなろうと迎撃する必要はありません。

迎撃に成功すれば日米は世界で初めて実験以外で ICMB を撃ち落とす技術を証明 (Combat Proven) することとなって政治的発言力が増し、迎撃に失敗しても「迎撃に成功させるための貴重な Data」を得ることとなって迎撃 System を改良できることになりますので「日米は ICBM を撃ち落とす技術がない」ということにはなりません・・・演習では何度も撃ち落としてみせているのですし・・・。

投稿日時 - 2012-04-12 01:10:28

お礼

くわしく教えていただいて、助かりました。

ご指導に頼って、いろいろ考えています。

ありがとうございました。

投稿日時 - 2012-04-13 11:33:21

たぶん判断するのは政府と防衛省だと思います。

投稿日時 - 2012-04-11 23:47:36

お礼

ありがとうございました。

投稿日時 - 2012-04-13 11:01:34

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