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解決済みの質問

「他人の土地上に無権原で建物を所有する者がいる場合、土地の所有者は、建

「他人の土地上に無権原で建物を所有する者がいる場合、土地の所有者は、建物の所有権の登記名義人が自ら当該登記を経由した者であるときには、登記名義人も建物の収去請求の訴えの被告とできる。」

上記の内容に関して質問です。
「建物の所有権の登記名義人が自ら当該登記を経由した者であるときには」の部分がよくわかりません。
解説を見ると建物の所有権がAからBに譲渡されたが、登記はいまだAが有している場合とあります。
「当該登記を経由した」とは所有権を相手に譲渡したことを言っているのでしょうか?
建物に登記が必要なのは分かるのですが、所有権を譲渡しないとその建物は使えないのでしょうか?
この建物の登記と所有権の関係がよく分からないので教えてください。

投稿日時 - 2010-01-28 22:47:03

QNo.5631309

困ってます

質問者が選んだベストアンサー

要するに、「勝手に名前を使われたわけではなく、自分の意思で自己名義の登記をした」ということだよ。

どこから説明しようか。基本から理解できてなさそうなんでちょっと難しいが、やってみよう。引用順は適宜変えるよ。

>所有権を譲渡しないとその建物は使えないのでしょうか?

んなわけがない。じゃあ借りて使うのは?借りた人は所有権譲渡を受けてないよ。使えないの?そんなわけないね。所有権はなくても用益権があれば使うことはできる。

>「当該登記を経由した」とは所有権を相手に譲渡したことを言っているのでしょうか?

違う。登記名義人になっているってこと。所有権の帰属という実体の問題ではなくて「登記がどうなっているか」という形式の話。
建物というのは、まず完成すると「所有権の保存登記」をするの。その後譲渡などで所有権が移ると「所有権移転登記」をするのね。で、A自身がその建物を建てたのかAは更に別の誰かから建物を譲り受けただけなのかは判らないけど、少なくとも名義がAになった登記が存在するわけだよね。その「名義人がAである登記が存在する」というのが即ち「登記を経由した」という表現の意味。そしてそれが「自ら」即ち「他人が勝手に名前を冒用したのではない」のであれば(そして単なる名義貸しではなくて実際に自分が所有したのであれば)、その登記が実体と違っていてもそれを主張できないというのが当該判例。

本来、建物収去土地明渡請求を行うのは誰に対して行うの?当然その建物の所有者。なぜなら「所有権がないと建物の処分ができない」から。「所有権がなくても何らかの用益権があれば使用はできる」よ。さっきも言ったけど。だけど、「収去」するというのはつまり「取り壊す」わけで、これは「処分」であり、所有権者以外にはできない。そこで「建物取り壊せ」っていう請求は当然所有者に対して行うわけ。
ところが、この事件(最判平成6年2月8日)では、「登記名義人Aがすでに建物を手放していて所有者ではなかった」という事例。本来「所有者でないAを相手にするのはおかしい」ので当然Aは「自分は所有者ではないから自分相手に訴えを起すのは間違っている」と主張するわけだ(従来の判例はその筋に沿っている)。そこで判決は、「所有者でないAは被告にならないのが本来だけど、Aは元々は所有者だったし、その後所有権を喪失したとしてもその実体と異なる登記はA自身が登記したもので、本来変えるべき名義を放置しておいて所有者じゃないという言い訳はできない」って判断したってことだ。
でも所有者じゃないから処分権ないじゃん?どうすんの?って思うかもしれない。理屈上はそうなんだけど、実際には代替執行という手を使って強制的に建物を取り壊せる。そして、その費用を判決の名宛人に請求するということになる。だから実際の処分権はなくても実は問題はなかったりする。強制的に取り壊して金だけ払えで済むから。ま、真の所有者Cが第三者異議の訴えを起したらどうなるのかとか問題はあるんだけど、そっから先は面倒だから割愛。
このページに書いてあるみたい(全部は読んでないから)だから読んでみれば解るかもね。
http://www.tezukayama-u.ac.jp/tlr/9/fukunaga/fukunaga9f_j.htm

投稿日時 - 2010-01-29 04:30:57

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