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北京五輪終了後、中国はどうなりますか?

大規模な暴動、公害、毒入り餃子、ガス田問題、台湾問題などネタに尽きないかの国は、北京五輪終了後どのような道に進むのでしょうか?

現在の数々の問題を解決する英知を得ることができるのでしょうか、それともソビエト連邦のように自滅していくのでしょうか?

投稿日時 - 2008-07-08 11:51:50

QNo.4160238

困ってます

質問者が選んだベストアンサー

先のことがどうなるかは現在の人間には分かりません。
ソ連と中国は環境に相違が大きいため、安易な類型化は注意を要します。
例えば
【経済】
・ソ連の一極集中型の計画経済は末期に著しく低迷に襲われ、
 ブレジネフ時代が「全盛期」と称されるほど
 (ソ連崩壊後には、ロシアの所得水準は急落し、平均寿命まで低下した)
・中国は、元々ソ連ほど中央集権的な計画経済ではなく、
 地方組織が強い構造にあり、1980年代以降は経済政策で成功している
 WTO加入・国有企業の株式上場も進められ、
 社会主義は「建前」で事実上は資本主義に近い
 (もちろん、2030年まで失敗しないという保証はないが、
  景気後退に耐えられないと決めつける理由もない)
【国際関係】
・ソ連は末期でも西側諸国と経済的な結びつきは大きくなかった
・中国は、アメリカ・EU・オーストラリア・日本・韓国・台湾・インド
 にとって最大または二番目に大きい貿易相手国
・ソ連が政治的に強い影響力を行使していた東欧から不満が爆発した
・今のところ中国にソ連にとっての東欧のようなハードな衛星国はなく、
 社会主義国を称していてもベトナムとの関係などは微妙
【民族】
・ソ連は人口の半分をロシア民族以外が占めていた
・中国では人口の9割が漢民族のアイデンティティがあり、
 独立運動のあるウイグル族(0.6%)やチベット族(0.4%)の割合は大きくはない

途上国で行われた数少ないオリンピックにメキシコの事例があります。
メキシコにも暴動、公害、衛生、資源、外交の問題はあるといえばありました。
しかしメキシコでは1968年のオリンピックが終わった後も、
三十年余に渡って制度的革命党による事実上の一党体制が続いており、
十数年後の債務危機までは経済成長も続いています。
どの時期にどのような変化が起こるかは未来の人間にしか分かりません。

景気予測というのは難しく、書いても当たる可能性はランダムであり、
不況の予言を当てたと称する人たちは「たまたま」当たっただけです。
オリンピック後不況論は、小さい国ではその傾向があるかもしれませんが、
アメリカなどの大国では影響を確認できません。
北京の人口は中国の1%であり、中国経済にとって
北京の建設需要が占める割合はそれほど大きいわけでもありません。
ある意味では北京以上に重要な経済地点で行われる2010年の上海万博、
2020年に世界最大になるという新幹線(高速鉄道)網、
自動車普及に伴う道路網の整備、都市人口増大に伴う都市インフラの整備、
世界最大とされるエネルギーインフラ、膨大な費用を投じる「森林建設」まで、
まだまだ様々な需要が積み残されているため、
実需の影響には死活的な問題ではないかもしれません。
ただ、オリンピックとは別の分野で、インフレ抑制の問題があり、
金融引き締めで経済状況が影響を受ける可能性もあります。
なお、中国では「五ヵ年計画」のサイクルから来る建設需要の増減が
経済に影響を与えるという話もあります。

「中国にとって」主要な問題は、外国から分かりにくい面もあります。
日本のマスメディアで「毒入り餃子」が盛んに報道された時期でも、
中国ではウイルス蔓延による豚肉価格の高騰、
大雪によるインフラ遮断や農作物被害が大々的な問題となっており、
これは日本ではあまり報道されていません。
中国人にとっての関心毎は日本から見た中国の問題とは異なります。

つまるところ、中国の社会問題は、ソ連の社会問題とは違うし、
先進国の評論から見たものとも異なるのではないかと思われます。

例えば
・三農問題
(農民は苦しく、農村は貧しく、農業は危うい)
・戸籍問題
(都市と農村の戸籍に伴う数々の格差、差別)
・環境衛生問題
(石炭汚染、低い衛生インフラの普及率、
低いエネルギー効率、二酸化炭素排出量の急増)
・自然災害リスク
(天候や洪水・大雪などの頻繁な被害、地震に脆弱な建造物)
・政治権力問題
(遅々として進まない民主主義制度の確立、止まぬ政治腐敗の蔓延)

絶対的貧困は近年顕著に改善されており、今後も改善が見込まれます。
近年の世界の貧困削減のうち、大部分は中国とインドが占めるとされます。
都市と農村、沿岸と内陸の格差は、
一応には格差是正策は打ち出されているものの、
なかなか改善の見通しは立っていません。
(おそらく、沿岸都市への人口流入の促進が、
格差是正と経済成長の両立に必要となるかもしれない)
公害問題や戸籍問題は、「緩やか」には改善される方向にありますが、
非常に長い年数を要しており、もっとペースを上げる必要があると言われます。
この種の国内の多くの社会問題を「迅速」に解決できるかどうか次第で、
共産党政権が延命できるかどうかの条件は変わるかもしれません。
それとは別に、中国の民主化はかなり遅れており、
民主的な枠組みの成立も望まれます。

投稿日時 - 2008-07-08 13:58:43

お礼

ご回答ありがとうございます。

なるほど、とても詳しい分析を感謝します。

投稿日時 - 2008-07-08 14:16:45

ANo.3

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回答(6)

ANo.6

>北京五輪終了後どのような道に進むのでしょうか?

先ず、上海万国博覧会までは大きな変化はありません。

北京オリンピック前後、中国共産党は国内・国外向けに新基準を命令しました。
1.中国国旗を焼いたり、踏んだ者は処罰。
(日章旗・日の丸を焼いたり踏む事は愛国者として表彰? 上海事件は、参加者は英雄扱いです)
2.共産党発表と異なる報道を行う機関・記者への罰則強化。
3.中国国内を乱す恐れのある団体・団体所属会員の入国・活動禁止。
(チベット活動家・東トルキスタン活動家・法燐こう会員・その他人権団体及び宗教団体)

既に、オリンピック開催まで一月をきりました。
北京市内は、戒厳令に近い状況です。
入国審査時に、反中国思想の持ち主と入国管理官に見なされれば中国に入国できません。
この基準は、民治国家らしく「各入国管理官の気分次第」ですよ。

オインピック期間中に、海外から自由な報道が入る事を恐れています。
今までのウソがばれます。
また、オリンピック会場でチベットの旗がなびく等すれば国家の威信に傷がつきます。
当然、オリンピック会場周辺は私服武装警察・公安警察が厳重に一般中国人を遠ざけるでしよう。
聖火リレーの時と同じです。
民主化活動家は、活動前に抹殺されるでしようね。

結局、何ら変化は期待できません。
中国への最大支援者である福田政権も、中国の命令に従うようです。

投稿日時 - 2008-07-09 00:54:09

お礼

ご回答ありがとうございます。
そうですか、失望せざるを得ない状況なのですね・・

投稿日時 - 2008-07-09 01:10:05

ANo.5

少なくとも五輪同様国を挙げて開催する上海万博までは今の状況は変わりません。
しかし万博後は分りません。
特に内陸部の不満が爆発し暴動が多発する可能性があります。
政府がそれを抑えられるのか?
崩壊はするとは思えませんが、
一触即発の危機がくるかも知れません。

投稿日時 - 2008-07-08 17:03:15

お礼

ご回答ありがとうございます。
五輪期間中だからこそ外国に実態を知ってもらおうと、反政府デモ、反乱が激化する可能性はないでしょうか?

それを鎮圧される度に、中共に対する不信感は全土に拡大するように思えます。

投稿日時 - 2008-07-08 18:27:11

ANo.4

短期的には、残念ながら何も変わらないと思います。
ペキン大会の後は上海万博が控えてます。
長期的には緩い変革が起きると思います。金権腐敗やら格差に中国国民もいらだち始めているみたいですね。

投稿日時 - 2008-07-08 15:27:18

補足

ご回答ありがとうございます。
変革とは、共産党独裁体制から脱却して多数の政党を認めるということでしょうか?それとも多少の人事異動程度でしょうか。
私は後者のような気がしてなりません。共産党が間違いを認めることは考えられないですし。

投稿日時 - 2008-07-08 15:41:03

ANo.2

間違いなく起きる事は「建設不況」です。
あらゆる建築が、五輪を目標に行われていたのですから。
一部は2010年の上海万博に流れるでしょうけど、北京五輪ほどの特需は無いでしょう。

そうなると、成金(にわか金持ち)がいなくなり、庶民の可処分所得が下がり、今ほどの勢いは無くなるのは確かだと思います。
日本や韓国も、東京やソウルの五輪直後はそうでした。

少しは、おとなしくなります。
そして、建設ラッシュや乱開発で生活環境を壊された人々が、声を上げ始めるでしょう。
その先は、政府の対応次第です。

投稿日時 - 2008-07-08 12:44:31

補足

もし、現在以上に内乱が拡大し軍隊で鎮圧することすらできない状態になれば共産党はどう動くでしょうか?

投稿日時 - 2008-07-08 13:38:46

>現在の数々の問題を解決する英知を得ることができるのでしょうか

それなりに、そうだと思います。
今の中国をみている限りに、政府指導部にも国民でも大都市部の人間にも
あきらかにそうと感じられる、やる気というか、意識を感じることがたびたびです。

ただ、あれだけの国ですから、進歩、発展は全体としては遅々として
進まずといったところになるのではと思われます。

投稿日時 - 2008-07-08 12:30:14

お礼

回答ありがとうございます。

少しでもいいから完全に自立した大人の国に成長して欲しいものですね。

投稿日時 - 2008-07-08 13:38:35

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