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締切り済みの質問

EPAと中国・アメリカ

こんにちは。
最近EPA、FTAについて少し勉強しているのですが、
わからないことがあります。

JETROや経済産業省などのHPを見ると、
締結済・交渉中の国などがありますが、
その中に中国・アメリカに入っていません。
何故でしょうか?

貿易額が大きくて影響が大きすぎるからかな、とも考えましたが、
ASEANとは交渉をしているようですし・・・

その理由について、お詳しい方教えて頂ければ幸いです。

投稿日時 - 2008-04-13 11:17:40

QNo.3944972

困ってます

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回答(1)

ANo.1

中国については、日本のFTA交渉の中でも
最も重要な検討事項として考えられてはいます。
経済効果の最も大きいFTAになると予想されており、
アジアに進出している日本の製造業の間では、
東南アジアや韓国よりも中国とのFTAを求める声があります。
しかし、FTA/EPAは、国内の業界団体などからの政治圧力を受けます。
農業団体と一部の衰退産業からの反対圧力が強いこと、
昨今の日本の食のナショナリズムや経済的中国脅威論を含めて
日中間の国民的な外交感情がぎくしゃくしていること、
日韓FTA(EPA)が政治的冷却を背景に長期間膠着してきたこと、
アメリカとの外交関係に障らないかという懸念があること、
中国がまだ多くの先進国とFTAを締結していないこと(最近NZと締結)、
などなど阻害要因も多く存在します。
短期間でFTA/EPAをまとめることは難しく、
構想はあるものの実際の締結はかなり先の事と予想されています。
ASEANとのFTAを拡大する形で中国・韓国とのFTAを
締結する構想もあります。

アメリカについては、求める声はあります。
日米関係を強化する意味合いから日米FTAを望む声もあります。
既に韓国がアメリカとのFTAで合意しているため、
日本からアメリカの輸出が(関税免除の)韓国より不利になるから
日本もアメリカとのFTAを進めるべきだという声も一部産業界にあります。
アメリカにはFTAによって日本の農産物輸入の自由化を求める声もあります。
しかし、元々から日米双方とも関税障壁が低く、
関税率の高い途上国とのFTAとは分けて考える必要があります。
アメリカからの市場開放要求が一部の業界団体の利害と対立し、
日本の農業団体からの反対が非常に強いこと
(最近の日豪FTAも農業団体からの反発が強い)、
世界のGDPの4割以上を占めるアメリカと日本がFTAを締結すれば、
それ以外の国に負の経済効果が波及しないかという懸念、
(もし日米FTAが結ばれたらEUは黙って見ているのか?)
などなどこちらも障壁がたくさんあります。
締結されたとしてもかなり先のことになるかもしれませんし、
それまでWTOの自由貿易交渉もどう動いていくかを注視する必要性があります。

投稿日時 - 2008-04-13 16:20:33

お礼

詳しいご解説、どうも有難うございます!

投稿日時 - 2008-04-20 13:41:18

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